私が小学校教師を辞めてから約10年経ちます。
担任をしていて子ども達とは毎日会っていたけれど、保護者の方々とはたまにしか会いませんでした。
年数で言うともうだいぶ前のことですが、今でも印象深い保護者方の姿や言葉が浮かんでくるのです。それは私の財産で今でも励みになっているのです。
では、印象深い保護者とは、一体どんな方なのでしょう?
今回の記事では教師に対して、あなたの印象を簡単にイメージアップする方法を紹介していきます。
教師だけでなく保育士、上司など様々な人に当てはめても応用が利くようになっていますので、たくさんの方々のコミュニケーションに活用していただきたいです♪
・素敵な保護者になりたい
・素敵な保護者になる具体的な方法を知りたい
・教師以外にも活かせる簡単なイメージアップ術を知りたい
目次
簡単なイメージアップ術
娘が幼稚園に行くようになり、私も保護者になりました。そして、私のなかには素敵な保護者のイメージがあるので、それを意識してふるまっています。
これから述べることは当たり前のことですが、自分の姿を思い出しつつ、周りをよく見てください。実際に出来ている人は少ないというのが私の感想です。
Level1 笑顔で目が合う
笑顔だけど、目が合わない方がなんとも多いのです。
私も気が抜けると目を合わさないで挨拶してしまうことがあります。
これは買い物するときやレストランなどで注文するときに実感し、練習することができます。意図的に目を合わせながら接してみてください。
すると、目が合わない店員さんが多いことに気が付きます。結構意識しないとシャイな国民性なのか目が合いません。
よって、目が合うだけでポイント高い(睨むのではなく)、さらに笑顔だと教師はそれだけで嬉しくなるんです!
自分の子ども時代に学校が辛かった人や、教師が嫌いだった人は学校にネガティブなイメージがあります。時々その気持ちが態度やオーラとして出ている方がいます。
不信感で始まる関係は決して良いものにはなりません。今目の前にいる教師はその方自身の担任ではなく、大切なお子さんの担任です。敵でもないし、嫌な思い出の中の教師ではありません。
保護者の方のネガティブなイメージは敏感なお子さんにすぐ伝わり、悪い影響を及ぼします。
お子さんの人生はお子さんのもの。
教師を味方にした方がお得です。まずは歩み寄りの姿勢を持っていきましょう!
Level2 気持ちのよい挨拶
誰かに挨拶をするときに、その挨拶はお子さんの良きお手本になっているでしょうか。
それを意識するだけで挨拶が変わってきます。
ボソボソっととりあえずの挨拶で済ませてしまう方も多いかもしれませんが、心のこもった挨拶をしてくれる保護者の方はとても印象深いのです。
例えば、次に見かけたときにこちらから近寄って挨拶したくなります。
Level1との組み合わせで、笑顔で目を合わせながらの挨拶をされると誰だってとっても嬉しいのです。
ちょっと離れたところから「○○先生~、こんにちは~♪」
なんて明るく手を振られたらイチコロの私でした。
忙しいなか時間をやりくりして学校に来ている保護者の方々、気持ちに余裕がない時も多いですよね。
簡単なことのようですが、意識的に元気良く口角を上げて挨拶していきましょう、すぐに定着しますよ!
Level3 さらに一言添えてみよう
その時の場所や状況によりますが、言えそうな状況なら、
何でも良いので一言添えるだけで印象がグッと良くなり、記憶にも残ります。
●「いつもお世話になっています。」
●「先生、いつもありがとうございます!」
→これだけでも充分感謝の気持ちが伝わります。
●「○○、漢字テストの練習がんばってますよ~。」
→日頃お子さんが努力していることを、家庭でも理解して認めている。こういう家庭のお子さんは間違いなく伸びていきます。教師も共に喜べる一言です。
これは努力していることならなんでも話題になるので、いくらでも応用が利きますよ。
●「この間、縄跳び忘れちゃってすみません、先生に貸していただいたようでありがとうございました!」
→保護者の方にとってネガティブ事項でも、こんなフォローがあるとお子さんと充分なコミュニケーションがとれているんだなぁ、忘れずに感謝の気持ちを伝えられる素敵な方だなぁと感心します。
以上は学校関連の話題でしたが、要するに教師とのコミュニケーションを前向きに捉えているなら天気の話だって何だって良いのです。
教師に壁を感じる方もいるかもしれませんが、気軽に話しかけてくれるだけで嬉しいし、印象に残るんです。
●「○○先生~、ちょっと聞いてくださいよ~!・・・ガハハハッ!」
なんて、THE 母ちゃん的な保護者も安心感があって大好きでした(今だに顔浮かびます)。
教師があなたのファンに!~プラスαの必殺技~
今までに紹介した『簡単なイメージアップ術』が出来たらもう素敵な保護者決定!!ですが、
ここでは教師が益々あなたのファンになってしまう方法をお知らせします。
①教師が頑張っていることを褒めよう!
●「先生、この間の学級通信面白かったです。」
→教師が頑張って書いている学級通信などのお便り。書く時間を捻出するのが相当厳しいなかで、学級やお子さん達の様子を知ってもらいたくて努力して書いています。
教師も人間、褒めてもらうとすごく嬉しいし、次へのやる気につながるんです!
学級通信以外にも先生が頑張っているなぁと思うことならなんでも大喜びです。
●「(授業参観後など)今日の算数の授業とっても面白かったです。○○もたくさん手を挙げていたので嬉しくなりました。」
→何をするにも準備に時間がかかります。こんな風に授業もお子さんも褒められたら最高の気分です。
緊張しながら望む授業参観(いわばプレゼン!)ですが、こんな感想を聞くと疲れが一気に吹き飛ぶのです!
②旬な話題で盛り上がろう!
例えば、学校では運動会、校外学習、音楽会、学習発表会など様々な行事がありますよね。
●運動会に向けて練習が始まったら、
「先生、U.S.Aの曲にしたんですね~!楽しすぎて家族でノリノリで練習しています!」
●学習発表会、劇を見た後に
「○○の台詞、感情がこもっていて泣けました!!」
などなど、みんなが盛り上がる行事関連での話題は事欠かないです。
話す暇がない、私はシャイだからできないというそこのあなた!
学校にもよりますが、行事後にアンケートなどが配られると思います。お忙しいとは思いますが、そこに熱い感想をお願いします。
教師は必ず目を通すので、参考になりますしとっても嬉しいのです。
印象的には控え目な方も、毎回アンケートを書いてくださる方がいて、よく見てくださっていること、感謝や応援の気持ちなどがよく伝わり、ありがたいといつも感じていました。
連絡帳に書くという手段もありますが、実は連絡帳の扱いは結構難しいのです。
書くと長くなりますので次回詳しく紹介します。
③教師が一番嬉しくなる秘密の言葉
「○○、学校大好きなんです。お陰様でいつも楽しく通えてます。」
これを言われただけで、私は天にも昇る嬉しさで元気百倍大喜び&小躍りでした(内心○○さん、ありがとう♪大好き~♪)。
元教師だった私の一番の願いは
『なんでもいいから、とにかく子ども達に楽しく学校に来てほしい!!』
でした。
自由に遊べる食べられる大好きな家庭や保護者の元を離れて、大半の時間を過ごす学校。
子ども達にとって大事な場所である学校を楽しくするために、学級経営や授業やら、数えきれない仕事を教師は毎日頑張っています。
この秘密の言葉は、その努力が一番報われる言葉なのです。
嘘は言わなくていいのです、もし、お子さんが楽しく学校に通えているのならこの秘密の言葉を教師に是非伝えてみてください。内心泣いて喜びます。
究極の素敵保護者とは?
色々ノウハウを述べてきましたが、これらはすぐにできるマニュアルのようなものです。
本当の素敵保護者とは・・・・
教師と共に協力し合いながら前向きに子育てをし、
お子さん第一で考え行動している保護者の方。
その根底にあるものはお子さんへのかぎりのない深い愛情
これが感じられる方は真の素敵保護者認定です!
どうでしょうか、ご自分はなかなかの素敵保護者だと思いませんか???
一番大切なことはお子さんへの深い愛情です。
たまにおかしな方向に愛情が向かっている方もいますが、学校や教師と共にお子さんを育てていくことで違う価値観に触れ、軌道修正の良い機会が得られるはずです。
まとめ
今回紹介した方法は一例ですし、強要されるものでもありません。
教師にも様々なタイプがいるので全てにあてはまるものではないかもしれません。
でも、教師も普通の人間なので、素敵な人には惹かれますし、たくさんの励ましや学び、喜びをいただきます。
それは明日の教育への大きな活力源になるのです。
教師と仲良くなることで(ベタベタ友達になるのとは違います)、お子さんのより良い成長につながるならプラスだと思いませんか。
今回ご紹介したイメージアップ術&必殺技は、簡単なものが多いです。
教師だけではなく、普段の人間関係においても使える方法なので、たくさんの方に活用していただけたら幸いです。
今後『素敵保護者』はもう少し具体的に細分化し、シリーズ化していくのでお楽しみに♪
(持ち物編、授業参観&保護者会編、子どもの問題対応編などなど)
フォローお待ちしております♪
●Twitter アカウント名(元教師ママyussa)
2018年11月から本格スタート。ブログを書く中での気付きや悩みを共有。これからは元教師ネタも増やしていきたいです。早起きチャレンジにも挑戦中!
最近毎日娘が
自分がいっぱい大きくなってもパパとママはいるの❓
と聞いてきます
幼いなりに命について思うところがあるのでしょう
高齢出産だったので、この質問をされる度に胸がズキズキします
こんなに長く生きたいと自分が思うなんてね
健康で長生きするためにどうしていこう自問自答の日々
— 元教師ママyussa (@motokyoshi_mama) January 27, 2019